保健所機能の新たな展開—飛躍する保健所
自由な予算と保健所間のネットワークで活性化を
田沢 光正
1,2
Mitsumasa TAZAWA
1,2
1岩手県花巻保健所
2前岩手県久慈保健所保険予防課
pp.638-639
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900649
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保健所職員の一人ひとりの活性化や成長なくしては,保健所の活性化も成長もありえないだろう.筆者は平成元年4月から平成3年3月までの3年間,岩手県久慈保健所に勤務した.大学の研究室(歯学部・口腔衛生)に11年間,県庁の保健予防課に2年勤務した後の初めての保健所経験(保健予防課長)であった.久慈保健所への異動が決まった時,「現場は楽しいですよ」(保健所保健婦),「保健所の役割は終わったと思いますが…」(市町村保健婦),「本庁はきつかったでしょ,少し骨休みして下さい」(県庁事務職員)等々,周囲より様々なコメントをもらったが,結論から言えば,筆者の久慈保健所の3年間は,非常に忙しく,楽しく,專門職としてやりがいのあるものであった.
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