連載 医療安全のこれから・8【最終回】
【鼎談】医療安全の「これまで」と「これから」―患者安全革命の歴史的意味
小泉 俊三
1
,
坂本 すが
2
,
長谷川 敏彦
3
1財団法人東光会 七条診療所
2公益社団法人 日本看護協会
3科学技術・学術政策研究所
pp.228-233
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102737
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長谷川 この雑誌では,7回にわたってこれまでの医療安全についての総括をし,新しい提案をしてきました.その締めくくりに,日本の医療安全をリードするお2人の先生にご参加いただいて展望を見出したいと思います.最初に,自己紹介を坂本先生からお願いします.
坂本 私は,1997年に関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院)の看護部長に就任しました.医療安全に関してはその頃からいろいろな取り組みをしてきましたが,手応えは十分ではありませんでした.当時は看護部ばかりが一生懸命医療安全対策をやっている状況でした.
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