特集 学問としての在宅看護論の確立へ
【鼎談】学問としての在宅看護の歴史と未来
本田 彰子
1
,
栗本 一美
2
,
炭谷 靖子
3
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科在宅ケア看護学
2新見公立大学看護学部看護学科
3富山福祉短期大学看護学科
pp.752-758
発行日 2012年9月25日
Published Date 2012/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102185
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在宅看護をオマケにさせない
本田 在宅看護の歴史と未来を語る前に,自分たちの歴史も話しておきましょう。お二人が最初に在宅看護の教育に入ったのは,どういういきさつだったのでしょう?
栗本 私は臨床の看護師として働いていて,1997年(平成9)年に在宅看護がカリキュラムのなかで立ち上がるというところで,教育現場に入ってきましたので,1996(平成8)年から教育に携わっています。もともと脳神経外科に勤務していましたので,麻痺をもって退院される患者さんに対して,住宅改修や医療機器の準備など退院後の生活にも携わっており,それを在宅看護の教育に活かせたらなという思いで入りました。
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