特集 事務職員の人材開発・キャリアパス
自治体病院事務職員の人材開発のための「小林塾」を開催して
小林 利彦
1
,
山岡 泰冶
2
1浜松医科大学医学部附属病院 医療福祉支援センター
2浜松医科大学地域医療学講座
キーワード:
自治体病院
,
病院事務職員
,
キャリア支援
,
人材開発
Keyword:
自治体病院
,
病院事務職員
,
キャリア支援
,
人材開発
pp.194-198
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102730
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病院事務職員の仕事には,いわゆる総務的な業務と医事関連業務とがある.前者には人事,企画,施設,経理などがあるが,他業種から異動してきても,仕事内容における専門性は比較的低いものと考える.一方,後者の医事関連業務においては,診療情報管理や診療報酬請求など専門的スキルを要する業務が多く,資格取得者の配置や外部業者への委託等が必要なことも多い.従って,医事関連業務に慣れるには一定期間の勤務経験が必要と考えるが,自治体病院を含む国公立系事務職員は比較的短期間に異動することが多く,当該部署におけるキャリアパスの確立は案外困難である.
今回,静岡県西部地域を中心に開催されている病院事務職員向けの勉強会(通称「小林塾」)を紹介するとともに,病院事務職員,特に自治体病院職員のキャリア支援・人材開発について私見を述べる.
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