特集 事務職員の人材開発・キャリアパス
医療専門職種が事務系管理者になるためのキャリアモデル―作業療法士が事務局長になった事例
進藤 浩美
1,2
1社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院
2石川県作業療法士会
キーワード:
認定作業療法士
,
キャリアモデル
,
専門職能団体
,
教育
,
管理・運営
Keyword:
認定作業療法士
,
キャリアモデル
,
専門職能団体
,
教育
,
管理・運営
pp.199-203
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102731
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筆者は,1981年に現在の病院に作業療法士第1号として就職した.その頃作業療法開設の許認可を石川県で受けていたのは,金沢大学附属病院だけであり,当院は県内で2番目の認可施設となった.必然的に社会人1年目の筆者が作業療法室の管理者となった.作業療法を知らない職員の中で,作業療法を知らない医師に処方してもらい,作業療法を知らない患者の治療を開始した.
それから30年,筆者は,これからの時代に重要な認知症,高次脳機能障害,がんのリハビリテーションについて取り組む石川県内で一番長く臨床を続けている認定作業療法士となり,石川県作業療法士会の会長となっていた.そんな中,突然,2010年10月1日,勤務する病院の作業療法課長から法人本部事務局長を拝命することになった.
今回,何故筆者が事務系管理者となったのかを1事例として考える.
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