特集 これからの看護教育と病院
新人看護職員の臨床研修のあり方―努力義務化から4年目の課題
熊谷 雅美
1
1済生会横浜市東部病院
キーワード:
新人看護職員
,
ガイドライン
,
臨床研修制度
,
指導者
,
研修評価
Keyword:
新人看護職員
,
ガイドライン
,
臨床研修制度
,
指導者
,
研修評価
pp.356-360
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102516
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2009年7月15日,「保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律」が一部改正された.そして2010年4月1日,新たに業務に従事する看護職員の臨床研修が努力義務化として始まった.この法改正の目的は,新人看護職員研修を充実させ,看護の質の向上,新人看護職員の離職防止をはかり,国民に対して安全で安心な医療を確保,提供することにある.
筆者は,急性期病院の看護管理者であり,厚生労働省の新人看護職員臨床研修検討会の委員を務めさせていただいた.検討会では,臨床現場の調査を踏まえ,現場が抱える問題が議論され,制度の創設に至る過程に関わることができた.さらに現在では,実地指導者,教育担当者・責任者の研修に携わっている.
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