特集 拡大するリハビリテーション医療
慢性期リハビリテーションにおける病院の役割
山上 久
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1医療法人久仁会 鳴門山上病院
キーワード:
慢性期リハビリテーション
,
生活
,
地域
,
連携
Keyword:
慢性期リハビリテーション
,
生活
,
地域
,
連携
pp.861-864
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101816
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医療保険制度の改革に伴い,急性期病院における在院日数の短縮化は今後さらに進められる可能性が高い.一方,回復期リハビリテーション病棟においても,脳血管疾患や大腿骨頸部骨折等の回復期リハビリテーションを要する状態に応じて算定日数に上限が設けられ,より早期での入院とより早期の退院が求められている.
これに対応して,慢性期リハビリテーションにおいては,①施設や在宅での心身機能および生活機能の維持・改善に努め,対象者・家族のQOL向上を目指した諸種の取り組みを積極的に展開し,②回復期の患者の地域への受け入れを速やかに調整・マネジメントして,③急性期~回復期への流れの効率化を促進するという大命題が課されている.このことは,慢性期リハビリテーションのあり方が,急性期や回復期の入院期間に大きく影響すると換言できる.
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