特集 長期療養ケアにおける看護の役割
在宅療養ケアにおける看護師の役割―医療機関と地域の橋渡しを行う訪問看護師
髙砂 裕子
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1(社)南区医師協会 南区メディカルセンター 訪問看護ステーション
キーワード:
訪問看護
,
連携
,
地域
,
重度者
,
尊厳
Keyword:
訪問看護
,
連携
,
地域
,
重度者
,
尊厳
pp.356-359
発行日 2010年5月1日
Published Date 2010/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101688
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訪問看護制度は高齢社会を見据え,1992年,老人保健法の改正に伴って創設された.その後1994年の健康保険法改正で創設された医療保険の訪問看護制度において対象者の年齢制限がなくなり,2000年には介護保険法に基づき,居宅サービスの1つとして提供されるようになった.
訪問看護ステーションは全国に約5,500か所あり1,2),約2万7,000人の訪問看護師が従事し(2005年)3),介護保険給付による訪問看護利用者は約26万人/月1,2),医療保険給付による訪問看護利用者は6万人/月に上る1,4).介護保険制度創設時の居宅サービス利用者は約97万人5)であったが,今では2.5倍以上の約270万人6)に増加している.
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