特集 新しい地域保健の視点—実践例に学ぶ方法論
<インタビュー>地域社会,地域保健の基盤の変容—地域発信型政策づくりの必要性
前田 秀雄
1
1東京都府中小金井保健所
pp.4-11
発行日 1998年1月15日
Published Date 1998/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902951
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地域保健と政策づくり
●先生は先日の健康福祉政策学会(1997年6月29日)で「地域発信型政策づくりの必要性〜みんなで話し合い考えたことが政策になる」ということを発表されましたが,これはまさしく地域保健の新しい展開を見ていく中でみんなが押さえておかなければならない,基本的なことだという気がします.この発表はどのような思いがあってまとめられたのでしょうか.
前田 「健康福祉政策学会」でのシンポジウムのテーマは「福祉政策学会」あるいは「政策学への期待」なのです.この学会は,まだ十分成熟された形でなくて,むしろ活動しながらその中身をつくっていこうという段階です.そういう状況の中で,現場で働いている者としてどういうことをしてもらえる学会であったらうれしいかと考えて発表した内容です.
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