特集 派遣は人材確保に役立つか
医療分野における労働者派遣と行政による地域の医師確保対策の推進
濱田 幸夫
1
Yukio Hamada
1
1厚生労働省医政局総務課
pp.966-970
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100929
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■医療分野における労働者派遣について
労働者派遣事業制度は,社会経済の変化を背景とする労働力需給の多様化に対応するために,労働者派遣事業を労働力需給調整システムの一つとして位置付けるとともに,労働者派遣事業の適正な運営の確保や派遣労働者の就業条件の整備等を図るため,制度化されたものである.
労働者派遣については,臨時的・一時的な労働力ニーズに迅速に対応でき,かつ,即戦力として期待できる点がメリットとして挙げられている.また,働く側にとっても,専門性を活かしたい,都合のよい時間,場所で働きたいなど多様な働き方を可能にするというメリットがあるとされている.
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