連載 クロストーク医療裁判・8
裁判の場面での因果関係とは―東大ルンバール事件―最高裁昭和50年10月24日判決の事例から
筈井 卓矢
1
,
溜箭 将之
2
,
清水 孝徳
3
1東京地方裁判所
2立教大学法学部国際比較法学科
3千葉大学大学院先端応用外科
pp.846-850
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100398
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
J:裁判所医療集中部の若手(勤務 2 年目)裁判官
D:内科医.J の高校時代の先輩
D:J さん,久しぶりだね.
J:ご無沙汰しております.ルンバール事件について教えて欲しいって,何があったんですか?
D:法律家の間では有名な事件らしいね.今度,弁護士たちとの研究会なるものに参加することになっていて,医師の立場から意見を述べる羽目になったんだよ.
J:それは大変ですね.じゃあまずは,ルンバール事件の事案について見てみましょうか.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.