特集 脳性まひのリハビリテーション
Ⅳ 学童期・青年期の脳性まひ
脳性まひ児の教育とその問題点
青柳 勝久
1,2
1東東都立光明養護学校
2東京学芸大講師
pp.689-695
発行日 1972年12月9日
Published Date 1972/12/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104335
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脳性まひ児の実態
1.養護学校における脳性まひ児の推移
昭和46年度の特殊教育資料1)によれば,肢体不自由養護学校は分校も含めて98校をかぞえ,これに沖縄を2校を加えると100校になる.また,そこに在籍する幼児児童生徒数は1万4千人余りとなる(表1).このように,近年の養護学校の飛躍的な増大によって肢体不自由児の特殊学校への在学率は,56.4%2)と推定されるが,一方肢体不自山児の中には,一般の普通小中学校に在学している者もおり,やや在学率は前述よりも上まわると考えてもよい.
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