特集 脳性まひのリハビリテーション
Ⅱ 脳性まひのとらえ方
脳性まひ児の心理
高瀬 安貞
1
1淑德大学
pp.537-545
発行日 1972年12月9日
Published Date 1972/12/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104308
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
精神発達段階の把握
発達にはすべての面で,一定の順序にしたがって行なわれるという大原則がある.ゲゼルは乳幼児の積木遊びの発達が,(1)凝視,(2)腕をのばす,(3)手でつかむ,(4)指でつまむ,(5)つまんで離す,(6)積む,という順序で行なわれるものであって,これはどこの国の子どもでも共通であり,順序の逆行や飛躍はない.もちろん個人によって発達の速さにはちがいはあるけれども,発達の順序には変わりはない.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.