研究と報告
地域リハビリテーション活動の経験から
山本 俊子
1
,
大沼 洋子
1
,
工藤 道子
1
1宮城県立拓杏園
pp.399-403
発行日 1972年10月9日
Published Date 1972/10/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104277
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はじめに
宮城県拓杏園は重度肢体不自由者更生施設として昭和41年に発足したが,背景が身体障害者福祉法という宮城県全域にわたるサービスエリアを有することから,地域とのコミュニケーションがあらゆる場に重要視されてくる.
入園対象が脊髄損傷,片まひ,切断者,脳性まひなどのケースが中心であるので,入園前後を問わずケースのphysicalなニードは常に存在する.また入園できない,あるいは,する必要のない在宅ケースもPTの立場から訪問して各種の指導や,サービスを提供することは,重要な使命と思われる.
開園以来,地域社会との連絡をとおして,PTの立場ですすめてきたアクトを紹介し,2,3の問題点にふれたい.
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