特集 第7回PT学会・第6回OT学会から
ADL評価について
鎌倉 矩子
1
1東大病院リハビリテーション部
pp.349-355
発行日 1972年10月9日
Published Date 1972/10/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104269
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討論会といえば‘何がよいか,わるいか’‘どうすべきか’などを論じあうものだという印象をもつ.しかし,司会と,同時に内容企画とをひきうけるはめになった私は,‘ADL評価について’というテーマが,そのような討論のしかたにふさわしいものとは思わなかった.むしろこの場を意見と情報の交換の場とするのがよいのではないかと考えた.いつどこの誰にとっても最良のADL評価方式というものはあり得ない.したがって討論は,そういうものを目ざすよりも,1人1人のOTが,それぞれの場で,よりよい評価を実践していく糧を与えあうことを目ざすべきだと考えたのである.
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