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特集 リウマチ
慢性関節リウマチ患者の関節可動域訓練と筋力増強訓練の留意点についで
Range of Motion Exercise and Muscle Strengthening Exercise in Rheumatoid Arthritis Patients
高橋 康博
1
Yasuhiro TAKAHASHI
1
1道後温泉病院リウマチセンター
1Dohgo Onsen Hospital.
pp.781-786
発行日 1988年12月15日
Published Date 1988/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104149
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Ⅰ.初めに
慢性関節リウマチ(以下,RA)は,何らかの原因により免疫異常が生じ滑膜組織内で,炎症を起こし関節の痛み・腫れを主症状として発症する全身性疾患である.
関節の腫れ・痛みを主症状とする初期から,高度に関節破壊が生じ機能障害が主となる重度機能障害期まで,RAの長い経過の中でわれわれセラピストはリハビリテーション全般においていろいろなアプローチを必要とする.
RA運動療法の基本となる関節可動域訓練,筋力増強訓練についてもRAの経過,時期により目的・方法が異なってくる.以下,RAのリハビリテーションにおける特色,各時期における関節可動域訓練・筋力増強訓練,また人工関節置換術後における訓練方法について当院における方針・留意点などについて述べる.
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