クリニカル・ヒント
ゲームを活用した集団活動
竹田 徳則
1
1有馬温泉病院
pp.333
発行日 1988年5月15日
Published Date 1988/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104030
- 有料閲覧
- 文献概要
集団活動の内容はセラピストが,患者からどのような反応を引き出そうと考えるかによって多種多様なものとなる.
当院では精神機能(知的,注意力,集中力,自発性など)の低下や長期入院により,意欲,社会性の低下した片麻痺患者,老人を対象に①精神機能面への刺激,②対人交流の拡大,③楽しみの提供,④入院生活,作業療法訓練の変化付け,⑤身体機能の維持改善の一助を目的に,ゲーム主体の集団活動を行っている.3年近くの集団活動の経験から,現在集団活動を検討されているセラピストの方へ経験的にヒントになると思われる点を挙げてみる.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.