とびら
経験からの実践,そして教育
池田 誠
1
1東京都立医療技術短期大学
pp.573
発行日 1987年9月15日
Published Date 1987/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103851
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理学療法の世界に飛び込んでから15年,いろいろな経験があった.入学した理学療法士養成校は,開校したばかり,初めに勤務した病院は,開院したばかり,次に転勤した病院も開院予定,次に転職して勤務した短期大学も開学予定とつねに新しい場所で,学生として,理学療法士として,教員としていろいろな役割をもって過ごしてきた.この間,学生として学校とのかかわり,理学療法士として老人医療,神経難病医療,単発的に小児や老人の通園通所施設や保健所における地域とのかかわり,そして大学で社会福祉学を学ぶ機会をもつことができた.
これらの役割を通じていろいろなことを学ぶことができた.
一つは,理学療法業務に自らの思想を込めて実践するためには,医療や社会福祉制度を認識し,その職場の役割や目標を理解したうえで最大限容認される方法を考えねばならないこと.
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