Japanese
English
特集 整形外科
プッシュアップ動作の分析
Biomechanical Analysis of Push Up Motion in Patients with Spinal Cord Injury
菊谷 修
1
,
森井 和枝
1
,
岡松 照美
1
,
江原 義弘
2
,
別府 政敏
2
,
野村 進
2
Osamu KIKUYA
1
,
Kazue MORII
1
,
Terumi OKAMATSU
1
,
Yoshihiro EHARA
2
,
Masatoshi BEPPU
2
,
Susumu NOMURA
2
1神奈川リハビリテーション病院
2神奈川県総合リハビリテーション研究研修所
1Kanagawa Rehabilitaton Hospital.
2Kanagawa Rehabilitation Institute.
pp.162-168
発行日 1987年3月15日
Published Date 1987/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103746
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はじめに
プッシュアップ動作は,脊髄損傷者(以下脊損者とする)にとって,移動動作を行ううえで重要な動作である.その中でも,床から車椅子へのトランファー時に用いるプッシュアップ動作は,難しい動作である.
本稿では,この動作を可能とするには,どのようた能力が必要なのかを明らかにするため,以下,上肢筋トルクとプッシュアップ能力との関係,プッシュアップ動作時に発揮されている肩屈曲トルクとプッシュアップ能力との関係,関節可動域とプッシュアップ能力との関係について検討しプッシュアップ時の床反力の計測等を行った.これらの計測を通して,プッシュアップ動作のメカニズムを知るとともに,各々の持つ機能的条件に則したより良い方法を検討していきたいと考えた.
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