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特集 整形外科
労災事故に関する障害等級の考え方
Evaluation of Grades of Physical Handicaps in Workmen's Compensation
前田 富夫
1
Tomio MAEDA
1
1労働省労働基準局補償課
1Compensation Division, Labour Standards Bureau, Ministry of Labour.
pp.151-161
発行日 1987年3月15日
Published Date 1987/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103745
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Ⅰ.はじめに
労働者が業務上の事由で負傷したり,疾病にかかったり,身体に障害を残したり,あるいは死亡したりしたときには,使用者(事業主)はその補償を行うことが義務付けられている.そして,労災保険とは,実はこの事業主の災害補償責任を担保するものとして生れた制度あるでことは意外と知られていないようである.
この労災保険においては,労働者の業務災害について,療養補償給付,休業補償給付,障害補償給付,遺族補償給付,葬祭料及び傷病補償年金の6種類の保険給付を行うこととされているが,これから,これらのうちの障害補償給付について障害等級の認定方法等を中心に若干述べることにする.
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