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講座
障害者の職業問題 4.職業評価
Vocational Problems of the Disabled Persons. 4. Vocational Evaluation
池田 勗
1
Tsutomu IKEDA
1
1国立職業リハビリテーションセンター
1National Vocational Rehabilitation Center for the Disabled.
pp.827-831
発行日 1986年12月15日
Published Date 1986/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103688
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Ⅰ.はじめに
障害者の職業評価の分野で最も著しい発展を見せてきたのは米国であり,わが国でも多くの範を得ているが,1960年頃の文献では,面接法に加えて発展してきたものとして,心理学的検査,職務分析,場面設定法,作業標本法(ワークサンプル法)があげられている.現在ではさらに職務試行法が付け加えられており,これらが現時点での職業評価の主要な方法といえる.
現在のわが国では,多くの人々がこのほとんどのもの,またそれ以外の手法に手をつけており,多くの手法が身近にあるといえる.
ところで,職業リハビリテーションサービスの大きな流れをフローチャート様に描くと図1のようになるが,サービスを一定の見込みを持って進めるためには,随所で評価を行う必要がある.この概念図で見られるように,職業評価はさまざまな段階で行われるものであり,それに応じて,焦点となる内容が異なり多岐にわたる.手法も当然異なり,必要に応じて種々なものが用いられ,また,考え出されなければならない.
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