特集 リハビリテーション関連職種の現状と展望
障害者職業カウンセラー
西村 公子
1
Kimiko Nishimura
1
1独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構 障害者職業総合センター職業リハビリテーション部
1Vocational Rehabilitation Department, National Institute of Vocational Rehabilitation(NIVR), Japan Organization for Employment of the Elderly and Persons with Disabilities(JEED)
キーワード:
障害者職業カウンセラー
,
職業リハビリテーションサービス
,
関係機関との連携
Keyword:
障害者職業カウンセラー
,
職業リハビリテーションサービス
,
関係機関との連携
pp.569-571
発行日 2007年6月10日
Published Date 2007/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100963
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はじめに
独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構は,誰もが職業をとおして社会参加できる「共生社会」を目指し,障害者および高年齢者などの職業の安定,その他,福祉の増進を図るとともに,経済および社会の発展に寄与することを目的に,障害者事業と高齢者事業を実施している.障害者事業の一つである「職業リハビリテーション」は,「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づいて実施される職業生活における自立を図るための措置であり,当機構が,各都道府県において障害者職業センター(以下,センター)を設置し,必要に応じて医学的リハビリテーションや社会的リハビリテーションの措置とも連携しながら,障害者および事業主の双方に対して専門的なサービスを提供している(表).
センターには,職業リハビリテーションサービスの専門職種として「障害者職業カウンセラー」を配置することが義務づけられており,厚生労働大臣が指定する試験に合格し,かつ厚生労働大臣が指定する講習を修了した者などが,現在,全国のセンターに約330名配置されている.
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