Japanese
English
特集 障害者の職業評価
職業評価の方法と従事者
Measures of Vocational Evaluation for the Disabled and Engaged Persons in the Evaluation.
池田 勗
1
Tsutomu Ikeda
1
1国立職業リハビリテーションセンター
1National Vocational Rehabilitalion Center for the Disabled.
キーワード:
職業評価方法
,
職業能力
Keyword:
職業評価方法
,
職業能力
pp.321-325
発行日 1982年3月10日
Published Date 1982/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104713
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Ⅰ.職業評価方法の多様性
職業評価をすすめるためには,個人に関する職業的な特性を把握することと,職業そのものを把握することとの両面が必要であるが,ここでは通例に従い,個人の側面に関することだけに限って考えることにする.それでも,職業評価の方法にはいろいろなものがある.
まず,職業評価は,評価に必要な資料収集のステップ(例えば,握力を測定したら25kgであった)と,この資料を解釈し,価値判断するステップ(例えば,力は十分強いとするか,弱すぎるとするか)とに分かれることを考慮しなければならない.前のステップは,多分に技術的,操作的な性格を持つが,後者は,哲学,方針,指針などに基づく判断が大きな比重を占めるという性格を持っている.これら二つのステップのそれぞれにおいても,様々なバリエーションがあるが,実際に行われる職業評価方法においては,これらのステップがそれぞれ比重を異にして組合わされており,方法の多様性のひとつの要因である.
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