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地域が支える共同作業所—“えごのみ”の1日
八木 保
pp.899-902
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901867
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“えごのみ”は,1989年(平成元年)練馬区江古田に誕生し今年10年目を迎える精神障害者福祉共同作業所で,全国の作業所の製品を販売する福祉ショップの草分けである.現在は“えごのみ”のほかに,共同作業所“すのうべる”,喫茶店“べるはうす”の3か所を運営し,3か所あわせて,利用者(メンバー)は33人,職員(常勤職員,非常勤職員,ボランティア,アルバイト)15人.
練馬区はもともと高齢者の健康づくり運動など,住民活動が盛んな地域であり,作業所の数も21と日本で一番多い.“えごのみ”の運営の主体である運営委員会もそうした住民運動のリーダーや,区内の自治会長,一般住民で構成されており,家族会は全く関わっていない.地域住民主体の運営ということが“えごのみ”の大きな特徴の1つだ.
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