資料
通所者の認識する精神障害者共同作業所の役割
簗瀬 誠
1
,
榎本 貞保
1
,
有村 環
2
1鹿児島大学医学部保健学科
2医療法人健誠会湯田内科病院
pp.138-142
発行日 1999年2月15日
Published Date 1999/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902036
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精神障害者共同作業所(以下,作業所)は,作業活動などを通じて,精神障害者の社会復帰と社会参加を促進することを目的とした施設である.
このような作業所は,精神保健および精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)には規定されない法外の無認可施設ではあるが,精神障害者のための社会復帰援護対策の遅れや,社会参加のニーズの高まりなどを背景として1),近年,急速にその数を増やし,精神障害者の地域リハビリテーション活動にとって重要な存在となっており,またその重要性から作業所の運営に対して全国精神障害者家族会連合会を通じての国庫補助や都道府県,市町村からの補助が行われるようになってきている.
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