本の紹介
「整形外科手術後療法ハンドブック」―片田重彦・吉沢英造・矢部裕共著/「患者自立への援助(運動機能障害のある患者を中心に)」―都留伸子編/
神林 直二
1
,
望月 秀郎
2
1新潟労災病院
2リハビリテーションセンター鹿教湯病院
pp.70
発行日 1986年1月15日
Published Date 1986/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103499
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整形外科手術後療法は,セラピストにとって簡単と考えるか難しいと考えるかのどちらかになり易い.テクニックは沢山あるが特殊なものは少なくその意味では簡単であろう.しかし病態を正確に把握して後療法の時期・強度・量・方法などを適切で最高にということになると大変難しくなる.過去にそれらのことを的確に纒めた成書になかなかお目にかかれなく,また千差万別の個々の症状を基にしていちいち述べることは至難であろう.ただ最近の整形外科の文献は,以前よりも後療法について述べられる傾向が強くなっているが,それだけを取り上げて纒めたものとして本書は特に意義がある.
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