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The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy Volume 19, Issue 10 （October 1985）

理学療法と作業療法 19巻10号（1985年10月発行）

Japanese English

特集整形外科

症例報告

後縦靱帯骨化症例の術後作業療法の経過 Occupational Therapy for Post-operative Patients with Ossification of Posterior Longitudinal Ligaments 山田洋子 ¹ , 上村智子 ¹ Yoko YAMADA ¹ , Tomoko KAMIMURA ¹ ¹日本大学医学部付属板橋病院 ¹Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Nihon University Itabashi Hospial. pp.681-683

発行日 1985年10月15日 Published Date 1985/10/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103420

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Abstract 文献概要
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はじめに

　当院においてOTへ処方される整形外科疾患の中で，頸椎に何らかの障害を持つ患者の割合が多くなってきている．とくに後縦靭帯骨化症（以下OPLL）は，過去5年間で15例経験した．最終的ゴールでは，社会復帰したもの12例となっており，手足のしびれ・つっぱりは残るが機能的予後は比較的良好であった．OPLLの一般的症状ならびに徴候としては，(1)頸椎の可動域制限，(2)四肢・躯幹のしびれ・痛み，(3)知覚障害，(4)運動障害，(5)反射異常，(6)膀胱直腸障害である．

　今回我々が経験した症例の中で，術後においても上記の症状が軽快せず排尿障害を合併した例と術後OPLLが徐々に進行した例の2症例について報告する．