症例報告
パーキンソン症候群による口腔周辺機能障害への運動療法
古澤 正道
1
,
嵯峨崎 順子
1
1ボバース記念病院
pp.256-258
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103309
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1.序
パーキンソン症候群の中で口腔同辺の不随意運動を伴う症例に,遭遇することがある.
今回,独歩ではあるが,口腔周囲特に舌と下顎に強い不随意運動があり,眼輪筋にもチック様の不随意運動のある特異なパーキンソン症候群の症例にSTの協力をえて,5か月半運動療法を行った.その結果,不随意運動が軽減し,摂食動作や発語に改善をみたので報告する.
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