プログレス
神経再建術
長野 昭
1
1東京大学医学部整形外科
pp.49
発行日 1985年1月15日
Published Date 1985/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103245
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近年手術用顕微鏡,微小外科用手術器具,縫合系の開発により神経再建術の成績は従来の裸眼手術の時代に比較して良好となってきているが,いまだ解決されるべき多くの問題が残されている.神経再建術の現況とともに最近の新しい試みについて紹介する.
神経縫合の時期については,一般的には早期二次縫合(受傷後3週頃が最適)が安全かつ確実であるが,指神経断裂の場合と新鮮かつclean cut injuryでスタッフ,設備が十分な場合には一次縫合が積極的に行われている.
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