シンポジウム 腕神経叢損傷
機能再建手術としての神経移行術
小谷 勉
1
T. KOTANI
1
1大阪市立大学医学部整形外科学教室
pp.688-694
発行日 1968年8月25日
Published Date 1968/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903960
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いとぐち
昭和36年,交通外傷により,乳嘴突起部の小骨折をともなう顔面神経離断例に対し,著者は,耳鼻科医とともに,乳嘴突起部の骨を切り開いて,神経管内においての神経縫合を試みたが,中枢端を見出すことができずに失敗に終つた.
その際,苦しまぎれに,副神経外枝を犠牲にして,離断した顔面神経末梢端に端端縫合し,顔面神経の再建を期待した.
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