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特集 知っておきたい顎顔面形成外科の知識
《顔面》
顔面神経麻痺に対する再建術の適応とその実際
Clinical application of reconstructive surgeries for the patients with facial nerve palsy
門田 英輝
1
,
福島 淳一
2
Hideki Kadota
1
,
Jyunichi Fukushima
2
1九州大学病院形成外科
2九州がんセンター形成外科
pp.758-764
発行日 2018年8月20日
Published Date 2018/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201804
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POINT
●顔面神経麻痺の再建術は,麻痺の程度や部位,発症からの期間,患者の年齢や希望によりさまざまな選択肢がある。
●発症から半年〜2年以内であれば,咬筋神経への神経移行術が有用である。
●眉毛下垂に対する眉毛挙上術,下眼瞼外反変形に対するKuhnt-Szymanowski法は,眼瞼周囲の変形を改善する簡便な再建術である。
●口角麻痺には,muscle bow traction法やtemporalis tendon transposition法といった筋膜移植術,広背筋移植による動的再建術が有用である。
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