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講座
社会リハビリテーション 6.障害者福祉施設の現状と課題
Social Aspects of Rehabilitation Practices. 6. Welfare Institution for Disabeld Person-Present State and Problems
板山 賢治
1
Kenji ITAYAMA
1
1日本社会事業大学
1The Japan School of Social Work.
pp.866-872
発行日 1984年12月15日
Published Date 1984/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103224
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はじめに
障害者の福祉に関わる施設といった場合,広・狭さまざまなとらえかたができる.
障害者教育における「特殊教育諸学校」,医学的リハビリテーションのための「各種医療機関」,雇用,就労に関わる「身体障害者職業訓練校」,障害者の住まいとしての「障害者向公営住宅」,あるいは,理学療法士,作業療法士,言語治療士等,の専門職をも障害者福祉のための施設として捉えることも可能であろう.
一方,「障害者」の範囲についても同楼に広・狭さまざまな捉え方が出来る.
本稿では,主として,「身体障害者福祉法」,「精神薄弱者福祉法」および「児童福祉法」(肢体不自由児および精神薄弱児に関する部分)による障害者福祉施設の現状と課題を中心に記述することとしたい.なお,出来るだけ「身体障害児・者」と「精神簿弱児・者」の区分によることとし,身体障害児,精神薄弱児を一体としての「心身障害児」という区分をさけることとした.
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