The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 18, Issue 2
(February 1984)
Japanese
English
研究と報告
局所超低温療法―生理的変化と治療効果について
Local Cryotherapy: Physiological and Therapeutic Effects
坂本 隆弘
1
,
藤木 秀男
1
,
西川 博文
1
,
川村 次郎
1
,
辻本 正記
1
Takahiro SAKAMOTO
1
,
Hideo FUJIKI
1
,
Hirofumi NISHIKAWA
1
,
Jiro KAWAMURA
1
,
Masaki TUJIMOTO
1
1大阪労災病院
1Dept. of Rehabilitation, Osaka Rosai Hospital.
pp.122-126
発行日 1984年2月15日
Published Date 1984/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103038
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
人体の皮膚表面には,温熱受容器よりも,寒冷受容器のほうが,数多く分布しており1,7),低温刺激が二次的血管拡張による血流の改善,浮腫の軽減,鎮痛,消炎,痙性の抑制などの作用により,理学療法の一分野として効果的であることは一般に認められている3,4,6,8).
低温療法には,冷湿布をはじめ,アイスパック,クリッカーなどがあるが,今回われわれは,最近注目されている超低温ガス噴射装置を用いた超低温療法を試行し,生理的変化(皮膚温,脈拍の変化)と治療効果などについて検討した.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.