短報
極低温療法とアイスマッサージ法の皮膚温変化特性を中心とした比較
竹浦 令子
1
,
西村 敦
2
,
植松 光俊
2
,
野村 克也
3
1屋島総合病院
2藍野医療技術専門学校
3藍野病院
pp.58-60
発行日 1988年1月15日
Published Date 1988/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103955
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Ⅰ.初めに
欧米では鎮痛,鎮痙の手段として氷による直接刺激法の寒冷療法がよく利用されているが,本邦では温熱療法に比べてあまり使用されていなかった.しかし,近年,極低温療法(以下UCA法と略す)の開発・スポーツ医学の隆盛に伴い,寒冷療法が注目されてきた.特にUCA法はRAなどの治療に効果があるという報告が多くみられる.今回,我々はその乾冷熱であるUCA法と,我々が臨床的に有用だと考えている湿冷熱であるアイスマッサージ法(以下IM法と略す)との比較を皮膚温変化特性に注目して行い,興味ある知見を得たので報告する.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.