学生の広場
仰臥位保持における苦痛の訴えと皮膚温の変化
浅井 智美
1
,
佐々木 恵美子
1
,
清水 富士子
1
,
鈴木 栄子
1
,
高橋 さつき
1
,
長沼 真弓
1
,
成田 真由美
1
,
小坂 信子
1
,
藤井 博英
1
1秋田県立衛生看護学院
pp.52-56
発行日 1993年1月1日
Published Date 1993/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904180
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はじめに
私たちは日常生活の中で意識的,無意識的に身体を動かし,安楽な姿勢を保持している.その体位は,健康な時も病気の時も仰臥位が多い.仰臥位は,立位や坐位と比較すると基底面積が広く,安定した安楽な体位である.しかし,長期間同一体位を保持することは非常に苦痛を伴う.
入院患者の場合,自力で体動が困難な場合や,病状や治療により体動制限が行なわれ,同一体位を取り続けなければならない場合がある.西村らは,「時間の推移と共に皮膚温が上昇した」1)と述べている.
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