The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 17, Issue 10
(October 1983)
Japanese
English
特集 理学療法・作業療法の将来
作業療法の教育・職域の将来
Future of Occupational Therapy Education and Professional Fields
鈴木 明子
1
Akiko SUZUKI
1
1札幌医科大学衛生短期大学部
1School of Allied Health Professions, Sapporo Medical College.
pp.663-668
発行日 1983年10月15日
Published Date 1983/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102940
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はじめに
もし流れる水に感覚があるならば大河をゆうゆうと流れるより,急流を岩にぶつかりながら川の形を創る方が面白いに違いない.作業療法の教員としての筆者の喜こびは厳しい制度上の規制や,若い職種にありがちな世間や時には身近かな人間の理解不足の中で,学生と日々人間としての成長過程のぶつかり合いに情熱を燃やせることにあると思う.1963年の最初の養成校発足以来20年の内に24の教育・養成校が設立され,今やアメリカに次いで世界第2位の学校数を持つようになった.これまで最も影響を受けたアメリカの作業療法を例として対比させながら,2国間の特徴も加えて過去を振り返り,現状の検討をしながら未来へと眼を移していきたい.
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