第7回「理学療法と作業療法」賞・受賞論文
入賞:片麻痺患者の歩行スピードについて―100m歩行を獲得した症例検討
稲坂 恵
1
,
福田 光祐
1
,
山嵜 敏夫
1
,
上甲 哲士
1
Megumi INASAKA
1
,
Mitsusuke FUKUDA
1
,
Toshio YAMASAKI
1
,
Tetsushi JOHKOU
1
1横浜市老人リハビリテーション友愛病院
1Yokohama Municipal Geriatric Rehabilitation Yuai Hospital.
pp.865-870
発行日 1982年12月15日
Published Date 1982/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102763
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はじめに
脳血管障害片麻痺患者の歩行獲得については,諸家の報告によりほぼ9割が達成できるといわれ,今や統計的にも定説になっている.しかしその内容は,職場復帰可能者から屋内生活にとどまる者までと,広範囲にわたっており,歩行能力の著しい差が存在する.そこで今回歩行能力のうち,最も簡便で再現性の高い評価である歩行スピードを取りあげ,諸要素との関係を明らかにする.
*Gait Velocity of Hemiplegic Patiens Who Became Able to Walk 100 Meters.
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