とびら
職域の展開をうらなう
関 英馬
1
1昭和大学医学部精神医学教室
pp.735
発行日 1982年11月15日
Published Date 1982/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102730
- 有料閲覧
- 文献概要
昭和40年,理学療法士・作業療法士法が公布されてから17年になる.この間,理学療法士・作業療法士(以下PT・OTと略)の諸施設や病院への進出はめさましく,社会での知名度も高まり,多くの病院に開設されたリハビリ部門でも,「リハビリの先生」と敬愛の念をこめて呼ばれているのを聞く.
このように,PTやOTの医療機関などでの位置づけは確立したように思われるが,年数を重ねさらに有資格者が増加すれば,あらたな職域展開の気運が胎動するのは当然のなりゆきであろう.また最近のPT・OT学院の志望者をみると,大学卒の増加が目立っている.専門学校は職種によって,大学以上に社会的実践価値を養成する教育機関になっている.必然的に優秀な人材が集まり,その内容も充実することになる.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.