連載 全国の事例や活動に学ぶ
今月の事例 石川県石川中央保健福祉センター
職域における結核対策への支援
松本 美紀
1
,
多田 有希
2
1石川県石川中央保健福祉センター企画調整課
2川崎市健康福祉局健康部疾病対策課
pp.144-145
発行日 2001年2月15日
Published Date 2001/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902458
- 有料閲覧
- 文献概要
職域保健との連携の糸口を見つけるために,管内の職場健診結果の収集分析を行った.
労働基準監督署から手に入れた職場健診の結果では,胸部X線検査の有所見率が小規模事業所において,やや高い傾向にあるので,過去5年間の石川県と全国の結核サーベイランスのデータを調べた.その結果,職場健診で発見された結核患者のうち,排菌ありとして発見される割合が,当県は全国よりやや高いことがわかった.そこで,ケースの中に発病予防可能例(要精検の受診の遅れや放置など)が含まれているのではないかと考え,管内の結核患者を平成6年まで,5年間遡って調べた.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.