プラクティカル・メモ
体幹筋力計の試作
ヘーリング トーマス
1
1米国アイオワ大学理学療法大学院課程
pp.404-405
発行日 1982年6月15日
Published Date 1982/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102650
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体幹の屈伸筋の筋力と耐久力を客観的に測定するために,CybexⅡに付加させるような装置を工夫した(図1).この装置全体をIowa Trunk Dynamometerと呼び,アイナワ大学の理学療法大学院課程の研究案として組立てた.本装置は種々の身体の大きさに適合でき,男女共に使用できる.腰痛症患者のために,実用的な評価,労働強制度別の適性検査,治療効果の指針などを利用目的にしている.CybexⅡが本装置の中心となるため,屈伸各筋群の求心性(ないし等尺性)収縮によるトルクを,体幹運動の一定角速度に測定することができる.
この体幹筋力計は,大きく分け,5つの要素よりなる.支持のフレーム,移動できる固定椅子,体幹回転部分,CybexⅡ,制御盤(図2).
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