プラクティカル・メモ
精神薄弱施設における体育指導―トランポリン指導
瀬良 達史
1
1(愛媛県)道前育成園
pp.441-442
発行日 1982年6月15日
Published Date 1982/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102658
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はじめに
精神薄弱施設での体育指導において,そこにボールがあればボールで遊ぶことができ,トランポリンがあればトランポリンにのってとぶことができるようになって欲しいと考えている.運動の習慣化と運動の仕方(方法)を身につけることが目的である.また,指導の実際場面では,彼らの今までの生活経験のなかで身につけてきた動きを大切にし,その動きにおいては,得意になってみんなの前で演技できるようにする.このことが上手にできなくてもいい,みんなから賞賛をおくられることによって,集団生活をおくるうえで生じるストレスの解消(気分転換)をはかることができ,さらには自信や満足感につながっていくものと考えている.
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