Japanese
English
特集 頸髄損傷
頸髄損傷の肺理学療法
chest Physical Therapy in Quadriplegia
安間 治和
1
,
大橋 正洋
1
Harukazu YASUMA
1
,
Masahiro OHASHI
1
1神奈川総合リハビリテーションセンター
1Kanagawa Rehabilitation Center.
pp.321-326
発行日 1982年5月15日
Published Date 1982/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102632
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
近年,頸髄損傷(以下頸損と略す)患者の損傷レベルが高位化の傾向にあり,そのため重度の呼吸障害を伴なう例が少なくない.欧米では,救急医療の発達と呼吸管理専門の療法士(respiratory therapist)が治療に参加していることから,C3より高位の完全頸損患者でも救命されてリハビリテーションを受けている1).我が国における医療体制は,この域に達しているとは云いがたいが,今回頸損患者の急性期における呼吸管理と肺理学療法につき症例とともに我々の経験を報告する.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.