本の紹介
「手足の不自由な人はどう歩んできたか(人権思想の変遷と義肢・装具の進歩)」―武智秀夫著/「子どもの発達と診断Ⅰ.乳児期前半」―田中昌人・田中杉恵著,(写真)有田知行
松田 美穂
1
,
鷲田 孝保
2
1兵庫県リハビリテーションセンター
2国立療養所東京病院付属リハビリテーション学院
pp.194
発行日 1982年3月15日
Published Date 1982/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102596
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
著者は「義手」「義足」「装具」などの著書で知られ,また,これらの種類や歴史について幅広い豊富な知識を供えておられる武智先生である.
本著は,Ⅰ/義肢・装具の始まりと身体障害,Ⅱ/中世までの人権思想,Ⅲ/武器鍛冶の時代,Ⅳ/ルネッサンス期,Ⅴ/啓蒙思想と人権,Ⅵ/啓蒙思想と身体障害,Ⅶ/装具の先覚者達,Ⅷ/新しい義肢の出現,Ⅸ/戦争と産業革命,Ⅹ/装具や手術の進歩,ⅩⅠ/第一次世界大戦,ⅩⅡ/第二次世界大戦から現代へ,ⅩⅢ/日本の義肢・装具,ⅩⅣ/現在のわが国の問題点の項目で書かれ,さらに義肢・装具の基本概念についてと年表が付録としてある.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.