Japanese
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特集 脳性麻痺(成人)
脳性麻痺者通所作業活動における作業療法士の役割
Rolc of the Occupational Therapist in a Day Care Center for Cerebral-palsied Adults
幕内 英明
1
Hideaki MAKUUCHI
1
1板橋区立加賀福祉園
1Kaga Fukushien
pp.165-170
発行日 1982年3月15日
Published Date 1982/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102590
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Ⅰ.はじめに
今,通所施設と呼ばれるものは,公立施設にも福祉作業所,通所授産施設,生活実習所,などの別があり,その他,福祉会館や福祉センターと言った建物の中に,成人通所部門を持った所が多くある.また,民間ではさまざまな形態をとって作業所というものが,多数運営されている.
この通所施設,あるいは地域通所施設は,「生まれ育った場所で,周囲の人達との交わりの中で暮らしていける状態を,地域の中に作り出す働きを持つ施設」(「成人通所施設の実態と今後の課題」特別区心身障害児・者施設協議会より.)と定義される.通所施設にも,肢体不自由者が主な所,精薄者と一緒の所,精薄者が主な所と,さまざまであるし,また作業の内容も色々である.ある通所施設の職員が「この業界に働く人は個性が売り物だから」というように,作業活動の内容は,職員の創意工夫により大変個性的である.
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