とびら
地域作業所にもっと協力しよう
秋元 波留夫
1
1東京都立松沢病院精神科
pp.619
発行日 1981年7月15日
Published Date 1981/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102433
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まだ,その数は少ないけれども,全国各地に障害をもっている人たちの共同作業所が作られている.その多くは民間有志のやむにやまれない気持から,資金も,施設も,人手も無に等しい状況から出発したものばかりだ.
地域作業所は医療機関のなかの作業療法や理学療法に比べるともっとその体系化が進んでいない.しかし,心身の障害をもっている人たちの大多数が医療機関ではなく,地域のなかで生活していること,さらには,それらの人たちが障害をもちながら,可能な限り,地域のなかで暮していくほうが自然であることを考えると,もっと沢山の作業所が日本全国いたるところに作られてしかるべきだと思う.
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