Japanese
English
特集 リハビリテーション機器
Ⅱ.日常生活動作別にみた機器
コミュニケーション:書字
Writing Aids
米倉 豊子
1
Toyoko YONEKURA
1
1九州労災病院リハビリテーション診療科
1Rehabilitation Section, Kyushu Rosai Hospital.
pp.99-104
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102308
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はじめに
コミュニケーションの一手段としての書字,つまり字を書くということは,電話の普及に伴い必要最小限にとどめられているのが最近の一般的傾向として伺える.また書字に代わるタイプライターの使用も少なくないようである.そこで,書字について考えてみると,個々の生活によってその必要性や頻度には大きな差があることに気づくが,必要に応じて書字可能な状態でもある.
何らかの障害により書字不可能となった場合,電話のみに頼っていても書き留めておくことが出来なければ不自由であろう.書字は遠方の相手との意志の疎通のみでなく,忘れないために書き留めておくことにも価値があるわけである.そこで書字困難もしくは不能な場合,それを可能にするために,書字用自助具の活用が考慮される.
ここでは,その書字用自助具について述べる.
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