総合外来
振戦および書字障害の鑑別診断
川上 正人
1
Masato Kawakami
1
1聖マリアンナ医科大学第3内科
pp.418-419
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900435
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頭部や上肢の震え,あるいは書字障害を主訴に外来を受診する患者の診断と治療について言及した.振戦の発現部位や速さ,書字や渦巻描写に際して上肢の異常筋緊張が認められるか否かなど初診時のきめ細かな観察が鑑別診断に重要である.今回は比較的誤診されることの多い本態性振戦,書痙,パーキンソン病について考えてみたい.
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