Japanese
English
特集 リハビリテーション機器
Ⅱ.日常生活動作別にみた機器
更衣
Clothing
小野 敏子
1
Toshiko ONO
1
1新潟大学医学部附属病院リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation, Niigata University School of Medicine.
pp.105-110
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102309
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.緒言
人類は遙か旧石器時代から衣服を着用したらしい形跡があると言われている.その起源については各方面からの研究により諸説出されているが,大別すると環境に対する生理的要求と,社会生活を営むための心理的要求の二点になろうと思う.この要求は基本的には現在にも大凡当てはめることができるものと考える.
本論においては,更衣に関する機器について実際例の一部をお示しすると共に,改造された衣服をも広い意味での機器として含め述べさせて戴く.但し筆者の更衣動作に関する経験は関節疾患を中心としたものであり,ジストロフィー等々のように視点を変えて考えなければならない症例については全くの無知である.また,先達諸氏の論文(あるいは紹介記事)との重複を避けよとの要請に沿うと,極く限られた範疇での紹介に留らざるを得なかった.以上の二点を御了解戴きたい.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.