紹介
MTM法と書字分析
嶋田 豊彦
1
Toyohiko SHIMADA
1
1神奈川県総合リハセンター
pp.475-482
発行日 1976年6月15日
Published Date 1976/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101246
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はじめに
ここに紹介するMTM法(Methods-Time Measurement)はPTS法(Predetermined Time Standard)の代表的なものの一つであり,1940年にH.B.メナード等により研究発表され,日本には昭和32年ミシガン大学のゲージ教授が来日してMTMの基礎コースを行った.PTS法とはギルブレスの動作研究の展開であり,そこに共通する概念は作業者,場所,日時に関係なく,同一の動作には同じ時間を要するということであり,仕事を分析するには,まず作業をするのに必要な動作を分折し,そしてその動作にたいしてそれぞれ前もって決められてある時間値を適用して,その作業の基礎時間値を出すのである.当センターのOT科でテスト器具などにMTMの考え方を導入しつつあるのでMTMの概略と書字分析を紹介する.
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