Japanese
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特集 理学療法・作業療法と電子工学
マイクロコンピュータの歩行分析への応用例
Application of Microcomputer to Gait Analysis
山下 隆昭
1
,
奥 英久
1
Takaaki YAMASHITA
1
,
Hidehisa OKU
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
1Hyogo Rehabilitation Center.
pp.539-546
発行日 1980年8月15日
Published Date 1980/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102205
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Ⅰ.はじめに
電子工学の特集に筆者の如き電気製品の故障の修理すらもうまくできない全くの門外漢が筆を取らざるを得ない現状そのものが,理学療法分野における電子工学の応用の遅れを如実に物語っている.たまたま筆者は共著者の当センター義肢装具開発課奥研究員の全面協力のもとに第14回日本理学療法士学会において歩行時の膝関節運動をマイクロコンピュータにより分析し,その結果を報告した.この内容を中心にまとめてみたい・したがって測定方法よりも結果の分析および考察が主になり本特集の狙いから少し外れる点を御容赦願いたい.
歩行分析の方法としては運動学的分析法,運動力学的分析法等がある.今回は運動学的分析法の一種で比較的計測の容易な電気角度計による方法を採用,健常人および片麻痺患者の膝関節を対象とした.
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